高速道路のSAや道の駅が大好きな私。時折無性に食べたくなる物がある。自宅からクルマで15分ほどの所にある野田村の〔道の駅のだ〕限定販売『のだ塩ソフトクリーム』だ。そういえば、しばらく食べてないな。今日は天気も良いし、思い立ったが吉日って事で久々に食べに行ってきました。道中は現在絶賛工事中!新たな高速道路「三陸縦貫道路」の進行具合も確認しながらのちょっとした近場のドライブのお話です。最初に断っておきますが、車窓からの写真は全て同乗者が撮ったものですよ。
まさに秋晴れ!最高のお天気、絶好のドライブ日和
2020/10/30
今朝からとても良いお天気。こんな日は仕事したくないなぁと思うが、さすがに勝手に休む訳にはいかない。午前中は普通に仕事をこなし、午後からちょっと時間が取れたので、久々に近くの〔道の駅のだ〕までドライブに行く事にした。いや仕事サボったわけじゃないですよ。2時間ほど休憩できただけですよ。(それがサボりか・・・) この日仕事がお休みだった嫁ちゃんが自宅にいたので「ちょっと野田の道の駅行ってくる。」と告げた所、珍しく「あ、私も行く」とのお返事。どうやらドラクエウォークを進めたかっただけのようだ。
写真1 出発地点の商店街の駐車場、NHKの朝ドラ「あまちゃん」のロケ地にもなったんですよ
写真2 秋も深まり、もうちょっとで紅葉も見ごろですかね
この付近は現在、新たに出来る三陸縦貫道の工事真っ最中。東日本大震災後、復興道路に位置付けられ、急ピッチで工事が進んでいます。予定では令和2年度中に全線開通だったのですが、工期が遅れ完成は令和3年度中にずれ込みました。仙台から八戸の全線開通とっても楽しみにしていますが、ホントに予定通り出来るんだろうか。確かに一部開通している区間もありますけどね。高速道路大好きな私には一刻も早く全線開通して欲しいのです。工事現場の皆様、日々お疲れ様です。私のためにも頑張ってください!
写真3
写真4
最高の秋晴れの中、国道45号線を南下する
写真5 とっても気持ちの良いお天気でした
写真6 いよいよ〔道の駅のだ〕の標識が見えてきました
道の駅のだ 到着なのだ
今回の目的地、野田村の〔道の駅のだ〕に到着です。駐車スペースは普通車50台・大型車トラック5台・身障者用2台。規模としてはそんなに大きい方ではありませんが、ここは道の駅だけではなく、観光物産館〔ぱあぷる〕と三陸鉄道の陸中野田駅も併設されています。
写真7 メイン写真
金曜の午後でしたが、駐車場はそこそこ埋まっていました。他県ナンバーも結構いらっしゃいます。Gotoトラベルの恩恵が少しはあるのかな。まずは物産館に入ってみます。色々なお土産品が並んでいますね。野田村でしか産出されない輝石『マリンローズ』を使ったアクセサリーや地元の『涼海の丘(すずみのおか)ワイナリー』のワイン、ご当地アイスに日本唯一の琥珀産地、久慈市の琥珀を使ったストラップなどなど。ご時勢だなぁと感じたのはマスク。野田村のマスコットキャラ『のんちゃん』がプリントされたマスクです。店員さんたちはみんなこの、のんちゃんマスクを着けて接客していましたね。この他にものだ塩ラーメンやのだ塩やきそばなど、特産品の塩を使ったお土産品が充実していますよ。ちょっと残念だったのが大好きだった、のだ塩ポテト。売れすぎて製造が間に合わず、いったん生産休止との事。東京のアンテナショップでも大人気だったみたいです。確かにあれば美味かった。早期の発売再開を願ってやみません。
写真8 これがマリンローズ。バラ輝石の一種ですが、野田村で取れるのは、より色が濃いそうです
写真9.10 地元ワイナリーのワインですね。ここでしが買えない物もあるようです
写真11 ご当地アイスの数々。そうえいば、どんぐりアイスはまだ食べた事がないな
写真12 日本唯一の琥珀の産地久慈市の原産琥珀を使ったストラップ
写真13 ご時勢だなぁと感じるオリジナルマスクも販売中。
写真14 キリッと爽やか。のだ塩サイダー
道の駅のだ はなぜ塩ばかり?
なぜ野田村はこんなに塩を推しているのか?それは幕藩体制の昔から海水を煮詰めて作る直煮製法によって塩の生産が盛んに行われていました。さらに江戸時代には製鉄も行われており、中国地方に継ぐ砂鉄の鉄山がありました。なので海水を煮るための鉄釜が手に入りやすかった、という理由もあります。江戸時代には北上山地を越えて盛岡まで塩を運ぶと、米と同じ価値で交換できたそうです。 牛の背に塩を積んで盛岡まで運んだ道は「塩の道」と呼ばれて語り継がれています。シルクロードならソルトロードですね。
写真15 塩を運んでいた牛方の像。昔は周りが噴水だったんですよ
写真16 これが全ての基『のだ塩』だ!!ミネラルたっぷり
写真17 のだ塩、いつのまにかバリエーション増えてる
写真18 このにがりで豆腐作ったら美味いんだろうな
嫁ちゃん曰く「こんなに甘い塩は無い」とのだ塩の事を評しています。もちろん砂糖みたいな甘さが有る訳じゃないですが、なんと言いますか、口当たりがとってもまろやかなのです。海のミネラルがたっぷり入っているからでしょうね。新たに『白銀塩』『ゆず塩』『のり塩』とバリエーションが増えていました。にがりや麺つゆも有りましたね。
いよいよ目的の『のだ塩ソフトクリーム』
物産館を見たあとは、今回のドライブ真の目的『のだ塩ソフトクリーム』。本懐を遂げるべく販売所に討ち入ります。
写真19
ここは平日でも常に数名並んでいます。この日も私が行ったときには4名ほど並んでいました。これがゴールデンウィークやお盆休みにもなれば、それはもう大行列ですよ。近場なのでそんな行列の出来るときは避けますが、並んでも食べたくなる気持ちは共感できますとも!
写真20 久々の対面『のだ塩ソフトクリーム』見た目は普通でしょ
普通のコーン、ちょっと堅めのフラワー型コーン、甘いワッフルコーン、カップの中から選ぶことが出来ます。私はいつもの普通のコーンをチョイス。一番ソフトクリームの味が引き立からです。お子様には溶けても垂れて来づらいフラワー型コーンかカップがオススメ。ちなみにお値段はどれでも300円(税込み)です。先に並んでいた皆様も全員『のだ塩ソフトクリーム』を注文していました。もちろんのだ塩ソフト以外にも普通のバニラやチョコなんかもありますが、注文の8割以上がのだ塩ソフトだそうです。そりゃそうですよね。ここでしか販売していないのですから。
のだ塩ソフトを受け取った方は、もれなく写真撮影。ブログやSNSにアップするのでしょうね。まぁ私もですが。写真でみると解りにくいのですが、ソフトクリームの中に小さなツブツブが見えるのです。これがのだ塩!だと思うのですが、正直ちゃんと確認したわけではありません。嫁ちゃんの分も買おうと思っていたのですが「ダイエット中だからいらない」とつれない返答。いいよ一人で楽しむさ。
いよいよ実食。ベースはバニラ味ですが、一口ごとにほんのり塩の香りと、後味に爽やかな塩分を感じるのです。このバランスが絶妙なんですよね。忘れられない味で、何度も食べたくなるのです。今回も美味かった。無事に本懐を遂げる事ができました。嫁ちゃんから「だから太るんだよ!」と毒づくかれた事は言うまでもありません。でも大丈夫だよ。のだ塩ソフトは白いから、白い物はゼロカロリー。
ちょうど三鉄が到着
のだ塩ソフトを食べ終わる頃、ちょうど三陸鉄道が停車しました。最初の方にも書きましたが、道の駅だけではなく、三陸鉄道の駅も同じ建物なのです。近場でちょくちょく行くので、なんとも思っていなかったのですが、もしかして道の駅と鉄道の駅が一緒なのはレアケースなのかな?
写真21 三陸鉄道、上下線入れ替え中
手前が通常カラーの三鉄。奥に見えるのが『お座敷列車』としても使われている「さんりくはまかぜ」号です。東日本大震災を始め、幾度の災害に見舞われながらも2019年3月23日久慈⇔大船渡を結ぶ全線が開通しています。久慈駅から大船渡市の盛(さかり)駅まで、総距離163キロメートルは第三セクター鉄道で日本最長なのだ。ドライブも良いけど、時間があったらゆっくり列車の旅もしてみたい。
また来るよ、たぶん近いうちに
目的の『のだ塩ソフトクリーム』を堪能し、そろそろ帰ろうと思ったとき、野田村のコミュニティバスが到着。
写真22
マスクにもプリントされていた、マスコットキャラの『のんちゃん』と鮭とホタテが描かれています。『のんちゃん』は鮭の幼魚がデザインのモチーフになっています。そして野田村には『荒海ホタテ』というブランドホタテがあるのです。これがまた美味いのですが、その話はまた今度ね。
最後に恒例の道の駅スタンプチェック!道の駅の建物と牛方の像が見事に描かれています。この道の駅スタンプを集めるスタンプラリーもありますからね。スタンプ帳を持ち歩いている人も結構いますよ。
写真23 これが道の駅のだ のスタンプなのだ
写真24 また来るよ!
さて休憩もそろそろ終わる。急いで仕事に戻らねば(サボっていたのがばれる!?)。そういえば嫁ちゃんと二人でドライブなんて、何年ぶりだろう。平日で子供たちは学校に行っている時間帯なので実現した一時。「たまにはこんなドライブも良いね」と話しかけるも、嫁ちゃんはすでにドラクエウォークに夢中で聞いちゃいない。そういえば向かっているときは写真撮ってもらったから、満足にドラクエウィークできなかったのか。人の話を聞いちゃいない嫁ちゃんに、ちょっと感謝しながら今回のドライブは無事に終了です。