2021/05/03
ゴールデンウイークの最中、この日は嫁ちゃんがお仕事で、家には私と息子君達のみ。男だけ3人で時間を持て余していました。どこかにお出かけしようにも、嫁ちゃんの仕事は3時に終わる予定。あまり遠くへは行けません。
前日は一日中雨降りだったので、ずっと家に籠っていた息子君達も、やはりどこかにお出かけしたい様子。昨日とは打って変わって天気も良いし、どこに行こうか、小学生の息子君達とまじめに相談を始める私。
息子君達からの提案は3時までに戻ってくるには、ちょっと遠い所ばかりだったので、今回は私の趣味に付き合ってもらう事にしました。それは3月20日、ついに開通した「三陸道、久慈⇔八戸間」を走ってみる事。
以前から久慈区間と、青森県階上、八戸区間は開通していたのですが、ようやくその間の洋野町区間も開通し、久慈⇔八戸間の三陸道が全線開通したのです。3月4月ちょうど仕事が急がししい時期で、まだ全線走ったことが無かったので、この機会にタイム計測をしてみる事にしました。
息子君1号にストラップウォチを持たせ、タイム計測を任せます。息子君2号には後部座席からの写真撮影を依頼。どこかに立ち寄る分けでもなく、本当に高速道路を走る事が目的となった今回のドライブです。
出発から久慈市内の高速道路
三陸道が開通する以前、久慈⇔八戸間は国道45号線を北上する通常のルートで、およそ90分かかっていました。もう一つ、国道395号線を進み、洋野町大野経由で八戸市に向かうルートもあります。目的地によってはこちらの方が近い場合もあるのですが、国道45号沿いに三陸道の整備が進んでからは、あまり通る事が無くなりましたね。
三陸道も一部区間は開通していたので、全線開通前でも1時間弱で八戸市まで行く事が可能でした。全線開通すれば、なんと久慈⇔八戸間が40分程で行けるというのです!一般道の半分以下の時間。高速道路って凄いですよね。
写真1 いつもの久慈ICここから高速道路に入ります
息子君達のおやつを調達し、いよいよ出発。お天気も良くドライブ日和です。
写真2 八戸方面から来るクルマもいっぱいです
順調に三陸道に入った直後、なんとダッシュボードに固定し、撮影していたスマホがズレてしまいました。こうなれば手動で治すしか方法がありません。久慈北ICで一旦下車し、近くのコンビニ駐車場でスマホの位置を調整します。
写真3 久慈北ICから再出発
再び八戸方面に向かい走り出します
写真4 なんだか空が暗くなってきた
写真5 侍浜南IC
久慈ICから侍浜南ICまで7分40秒。助手席の息子君1号が頑張ってタイム計測をしてくれています。ここのICは久慈方面からの車両しか降りる事が出来ません。また高速に乗れるのは久慈方面に向かう車両のみです。
写真6 侍浜IC
写真7 雨が降ってきました。
ここまで9分10秒。侍浜南ICから2分ほどですね。侍浜IC付近から雨が降ってきました。さっきまで良いお天気だったのに。天気が回復してくれる事を願いつつ先に進みます。
洋野町から青森県八戸まで
侍浜ICを過ぎると久慈市を抜け、青森県との県境の町、洋野町(ひろのちょう)に入ります。ここからが新たに開通した区間ですね。
写真8 標識にも「八戸」文字が見えてきました
助手席の息子君1号はメモ帳と鉛筆を片手に、ストラップウォッチを見つめ、タイム計測を手伝ってくれています。後部座席の息子君2号は、もりもりとおやつを食べています。
写真9 洋野有家IC
ここまで13分13秒。ここを過ぎると右手に綺麗な海が広がっているのが良く見えるのです。息子君2号にはそれを写して欲しかかったのですが、雨が強くなってきた事もあり、上手く撮影が出来ませんでした。すっかり撮影を諦めた息子君2号。やる事がなくなって、おやつを食べる手が止まりません。
洋野有家ICは、久慈方面からの車両しか降りる事が出来ません。そして久慈方面に向かう車両しか高速に乗る事が出来ません。
写真10 ワイパーまる被り
リモートシャッターを押すタイミング間違えると、ワイパーしか映らない写真の出来上がり。雨上がってくれないかな。
写真11 風車が見えて来ました
洋野町では自治体が主導して風力発電を行っており、町内各地に風車が見られます。海の近くで常時風が吹いているので、風力発電に適しているのでしょうね。
洋野有家ICを過ぎると、洋野宿戸IC・種市ICがありますが、この二つは久慈方面からの車両は降りる事が出来ません。また高速に乗れるのも八戸方面に向かう車両のみです。
写真12 青森県に入りました
高速に乗ってから青森県に入るまで24分59秒。早いですね、雨の中ですが順調に進みます。
写真13 道の駅はしかみの表記
青森県に入り、階上ICの表記が見えてきました。同時に道の駅はしかみの標識もありますね。サービスエリアの代わりにご利用して下さい。
写真14 階上IC
ここまで26分7秒。ますます雨は強くなってきます。ここから八戸区間はすでに開通していた区間です。
写真15 種差海岸階上岳IC
ここまで30分13秒。このICを過ぎれば、次はタイム計測の終着点、八戸南ICです。
写真16 八戸南IC
タイム計測の終着点、八戸南ICに到着。久慈ICから高速に乗り、八戸南ICまで33分33秒。もちろん法定速度を遵守しております。というか、雨が強かったので、むしろスピードは控えめです。途中カメラ調整にかかった時間は含まれていません。
③八戸南ICで高速を降りて、一般道へ
この先八戸市街地に入るまでには、もう少し時間がかかりますが、それでも三陸道がまったく無かった頃には90分程もかかっていたのです。それに比べれば、およそ三分の一ですよ。もうワープしている感覚です。
高速道路ですから、一般道よりはスピードが出せます。もちろん交差点や信号もありません。カーブも高低差も少なく、快適に走る事ができます。なにより時間が三分の一にまで短縮される!道路の力は凄いですね。
写真17 一般道へ入ります
助手席でしっかりとタイム計測してくれた息子君1号。かなり集中していた事もあり、ちょっとお疲れ気味です。そういえば、まったくおやつも食べていません。帰りはゆっくり休んでね。後部座席の息子君2号はおやつも食べつくし、すっかり飽きてしまった様子。
雨も収まらないし、急ぎ帰る事にします。国道45号線を南下しつつ、ガソリンを補給しました。種差海岸階上岳ICから高速に乗る予定だったのですが、間違って入口を通りすぎてしまったため、しばし階上の市街地を走ります
写真18 一般道で階上町に入ります
雨がちょっと弱くなってきた気がします。
写真19 階上町郊外
階上町郊外には宿泊はもちろん、2時間ほど休憩できるホテルも結構あるのです。人口減少が大きな問題となる我が国において、今後は重要な拠点になるかもしれません。
写真20 道の駅はしかみ
国道を進むと、道の駅はしかみが見えてきました。ゴールデンウイークという事もあり、混雑している様子。息子君達のトイレのために、立ち寄ろうと思ったのですが(本当は自分が寄りたかった)、当の息子君達から「トイレは大丈夫。それより早く帰りたい」との声があり、今回はスルーしました。
帰り道階上ICから再び高速に乗る
道の駅はしかみから南へ4キロほど、階上ICの入口が見えてきました
写真21 階上ICの標識
雨がますます強くなって来ました。気を付けて運転せねばなりません。車内ではすっかり飽きてしまった息子君達が、DVD鑑賞を始めています。ここから高速に乗れば、あとは30分もかからず帰宅できます。もう少し待ってね。
写真22 高速への入口
階上ICから高速道路への接続道路を走りつつ、リモートシャッターのボタンを押すと、なんとここでスマホのバッテリーが完全に無くなってしまったのです。モバイルバッテリーを接続しようにも、すでに高速に入ってしまったので、それも出来ません。
いったん高速を降ようかとも考えましたが、雨降りで良い写真も期待できそうになく、息子君達の事もあり、今回はそのまま帰る事にしました。
出発してから、ここまでおよそ50分。スマホは100%に充電していましたが、カメラをフル稼働さていると1時間持ちませんね。次回使用時には気を付けるポイントです。
そのまま三陸道を南下し、侍浜ICに差し掛かった頃、雨は徐々に弱まり、久慈ICまで戻る頃にはすっかり良いお天気です。どうやら雨が降っていたのは、洋野町から八戸方面だけだったようですね。
久慈⇔八戸間の三陸道ICまとめ
出発からおよそ1時間20分、無事に帰宅。息子君達たちはさっさとクルマから降り、近くの広場に走り去っていきました。元気で何よりです。
実際に三陸道、久慈⇔八戸間を走った感想は、雨降りだった事を踏まえても、かなり快適なドライブでした。なんといっても時間短縮が凄まじいですね。ただ、ICによっては向かう方面により、降りられなかったり、乗れなかったりする所があります。
IC別の乗り降りをまとめてみます
久慈IC・・・乗る→八戸方面のみ(宮古市方面へは現在工事中)
降りる→八戸方面からのみ(宮古市方面からは現在工事中)
久慈北IC・・・乗る→両方面可
降りる→両方面可
侍浜南IC・・・乗る→久慈方面のみ可
降りる→久慈方面からのみ可
侍浜IC・・・乗る→両方面可
降りる→両方面可
洋野有家IC・・・乗る→久慈方面のみ可
降りる→久慈方面からのみ可
洋野宿戸IC・・・乗る→八戸方面のみ可
降りる→八戸方面からのみ可
洋野宿戸IC・・・乗る→八戸方面のみ可
降りる→八戸方面からのみ可
階上IC・・・乗る→両方面可
降りる→両方面可
種差海岸階上岳IC・・・乗る→両方面可
降りる→両方面可
八戸南IC・・・乗る→両方面可
降りる→両方面可
初めて三陸道を走る方に、少しでも参考になればと思います。
写真23メイン 息子君1号が計測してくれたタイムのメモ
今回のドライブは完全に私の趣味。付き合ってくれた息子君達、本当にありがとう!次は君たちの行きたい所に行こうね。